思い込みに捉われず。。
2023/7/26 水曜日
こんにちは、埼玉県で独立自営の不動産鑑定士、矢口真実です。不動産鑑定では、場合によっては「鑑定評価額」に対する要望がお客様より有り、報酬額よりもこちらの方がお客様にとっては重要な場合もあると以前の記事で書きましたが最近も、評価額を○○億、○○千万で評価書を作成できるか?という相談をいくつかお受けしました。(特にプレッシャーという程の事もなく、極々普通の相談です)
パッと見では少し難しく感じたので「依頼をお断りしようかな?」というのが第一印象でしたが、広範囲に取引の事例を精査してみたり、地域や物件の特性を改めて検討するにつけて、「そうか、この様な論理構成であれば論理を歪曲することは一切なく、道理の通った内容で要望通りの価格が出せる!」と思うに至り、お客様にもご納得いただける価格を提示することが出来ました。
若い頃の自分でしたら、思い込みが非常に強い人間でしたので、第一印象の「無理っぽい」に捉われて依頼を拒絶していたかもしれません。過去の自分と比較して、今の自分がほんの少しでも成長した、変化したと感じる瞬間が人生の醍醐味かと思っています。